

明治から現在まで、各界を主導した人材を輩出した旧制一高の精神世界が、余すところ無く記された貴重な雑誌。著名人が学生時代に発表した未知の習作・処女作を多数収録
DVD1枚 明治23年(1890)11月~昭和15年(1940)12月、昭和16年(1941)6月~昭和19年(1944)6月 DVD1枚
校友会雑誌総目次・執筆者索引
編集・刊行 日本近代文学館/協力 一高同窓会
編集委員 池内輝雄・稲垣眞美・曾根博義・東郷克美・十川信介・中島国彦・中村稔
CD-ROM1枚+菊判328ページ
雑誌『第一高等学校 校友会雑誌』
■発行:第一高等学校校友会
■発行年月:明治23年(1890)11月~ 昭和19年(1944)6月
■総冊数:全380冊
*発行全382冊、うち大正12 年発行の293号・295号が未発見のため本web版では未収録
*改題し『護国会雑誌』全7冊(昭和16年6月~昭和19年6月)
■総ページ:3万8864ページ
■執筆者総数:約2,200名
明治20年代から戦中まで、波乱と激動の時代に発行された『校友会雑誌』は、日本の次代の担うエリートを教育するた旧制第一高等学校の学内誌として明治23年に創刊されました。
旧制一高生の多くは、後に、広く学問・芸術・政治・経済・教育の各界で近代日本の成立に尽力しました。本誌はその青春の精神記録となっています。
旧制一高は戦後廃校になり、『校友会雑誌』も、戦中に『護国会雑誌』と誌名を変更された後、昭和19年に廃刊となりました。しかし『校友会雑誌』を起源とする高校・大学の学内誌という文化装置は、現在にも引き継がれて多くの学校で発行されています。
旧制一高生の多くは天下の俊才を自負して全国から集まり、全寮制で切磋琢磨した生活をおくっていました。彼らにはエリート臭がめだつこともありますが、真摯に時代に対峙し、時代とともに悩み、自己を確立していきました。そういう若者たちが、商業雑誌とは性格の異なる本誌で近代の論壇、文壇を形成していきました。論壇人を例示しますと、石原謙、安倍次郎、和辻哲郎、倉田百三、谷川徹三、林達夫、羽仁五郎等々です。文壇人では、川端康成の『伊豆の踊子』の原型といえる『千代』をはじめ、谷崎潤一郎らから神西清、堀辰雄、高見順らの世代を経て、福永武彦、中村真一郎、加藤周一、清岡卓行らに至るまで、彼らの業績の出発点ともいうべき作品が掲載されました。
学術・芸術方面で大成した多くの逸材の青春を記録した貴重な雑誌です。
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